2009年11月アーカイブ

海外の防犯事情

前回まで、カナダとイタリアの車に対する防犯事情や防犯対策をご紹介してきましたが、今回はドイツについてご紹介しましょう。

ドイツは犯罪率が高い国とも言われており、原因としては麻薬のまん延や失業率が高いことなどが挙げられます。駅や繁華街、路上などでの犯罪が多くなっているようです。

自動車盗難でみてみますと、1993年頃がピークといわれております。東西の壁が崩壊された後に東欧に向けて盗難車が持ち出されたことから始まり、1990年から1993年の間には14万台もの車が盗難に遭いました。この状況を止めるべく、ドイツでは1995年からイモビライザーの装着が義務化されました。

イモビライザーとは、車の防犯対策として最も効果的な対策と言われており、日本ではイモビライザー装着車には保険の割引をしている保険会社もあります。イモビライザーの詳細につきましては、以前にもご紹介しましたのでそのお話も合わせて御覧になってください。

「EU内で出荷される新車はイモビライザーを標準装備にすること」という指令が出されたのは、その2年後ですからドイツはいち早く防犯対策に取り組んでいたわけです。このイモビライザー標準装備対策によって、1997年の自動車盗難件数は1993年と比べますと約65パーセントも減少しました。

ドイツでの車の防犯対策としては、駐車場に気をつけることでしょう。日本においてもいえることですが、暗いところや人通りの少ないところは避けましょう。

また、鍵をかけることを忘れないこと、車の中に荷物や貴重品を置いたままで離れないようにしましょう。カギの閉め忘れなどの些細なミスが大きな犯罪につながることもありますから、十分注意してください。

前回まではカナダの車に対する防犯事情や、防犯対策をご紹介してきましたが、今回はイタリアの車に対する防犯事情や、防犯対策をご紹介していきましょう。

一般的に銃を持たない日本とは違ってイタリアは銃社会でもあり、車の強盗などは車を失うだけではなく一歩間違えば命を失うことにもなりかねません。しかも、イタリアのナポリでは車の強盗は年中頻繁に起こっているため、犯罪に巻き込まれる確率も非常に高いと言われています。

運転中であっても油断はできません。突然道路に出てきて銃を突きつけられ、車を停止するように言われ、車から引きずりおろされるというかなり荒い犯行が多いのです。

犯人の気分によっては、実際拳銃で撃たれることもあります。軽い怪我で済めば良いのですが、後遺症が残り最悪の場合は命を失うという事態にもなってしまいます。ですから、拳銃を突きつけられるような事態に遭った時は無駄な抵抗はせずにおとなしく、すみやかに車を渡すに限るでしょう。

このような事件がイタリアのナポリでは頻繁に起こっているわけですから、新車や高級車に乗る場合はそれなりの覚悟も必要と言われています。また、イタリアでは車両保険もよほど高額にしておかないと適応されないということで車は不必要には運転しないほうが良いのかもしれません。

ご紹介したように、国によっては車の防犯対策をしていても意味がないということもあるのです。日本もここまでの治安にならないことを祈るばかりです。